股関節の痛みを引き起こす病気のほとんどが『変形性股関節症』です。
ここでは、100人中 1人から2人の患者さんがいる『変形性股関節症』についてのお話を中心にします。
- 歩く時の痛み
- 足の付け根の痛みや太ももの痛み
また、お尻が痛くなることや、ひどくなると脚の長さが短くなります。
a. 原因の分からないもの(医学用語で一次性と言います)
40歳から50歳くらいで痛みが出る人が多いようです。
年齢による変化や股関節にかかる負担が原因と考えられます。
b. 原因のあるもの(医学用語で二次性と言います)
30歳から40歳で痛みを感じるようになる方が多いようです。
- 先天性股関節脱臼:赤ちゃんのときに股関節が外れていた場合や治療しても変形が残ってしまった場合
- その他の小児時の病気(ばい菌が入って股関節が化膿した場合や骨の一部が変形するような病気)による変形が原因
医師は以下に挙げる様な病気と見分けて治療方針を決めます。
- 大腿骨頭壊死症
- 大腿骨軟骨下脆弱性骨折
- 急速破壊型股関節症
- 一過性大腿骨頭萎縮症
- 化膿性股関節炎
- 関節リウマチ
- 骨腫瘍
- 腰椎疾患(神経痛)
1. 運動療法(筋肉を鍛える)
初期には痛みを少なく出来る可能性がありますが、あまり進行してしまうと効果が少なくなります。水中歩行が良いとされます。
2. ダイエット
体重を落とせば股関節にかかる負担が少なくなります。
3. 痛み止め
痛みを和らげる効果があります。
4. サプリメント(グルコサミン、コンドロイチンなど)
痛みを少なくするなどの効果がある可能性はありますが、一定の見解は出ていません。
5. 手術
- 骨切り術(若年層に考慮されます):変形の進行を予防する手術です。
- 人工関節:痛みがほとんど無くなります。
当センターでは筋肉を切らない手術法(MIS)を採用しています。
詳しくは、人工関節センターでご紹介しています。
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